落ちてしまった体力をもとに戻したい
2020/06/18
新しい生活様式に対応しながら、自分のいつものペースを取り戻す方法
精神的な持久力も筋持久力と比例する
皆さんこんにちは。Sutudio-mizuki代表のmizukiです。
6月に入り梅雨のじめじめした気配も感じられる今日この頃ですが、皆さんはいかがお過ごしですか?
緊急事態宣言解除から数日たちましたが、元の生活を取り戻せているでしょうか?
私の業務委託契約をしているフィットネスクラブでは、スタジオエクササイズの環境はだいぶ変わりました。
○参加人数の制限
○換気・除菌・清掃の徹底と、そのための時間を空ける
○汗を大量にかき、心拍数が大きく上がるようなハードなレッスンは行わない
インストラクターも
○マスク着用必須
○対面指導、大きく移動したり一緒に掛け声を上げたり、ハイタッチをするようなことはしない
もちろん、各自体調管理は徹底し、平熱より少しでも熱があれば休講しなければなりません。
当たり前のことなのですが、書き出してみるとなんだか物々しいですね…
残念ながらウイルスはなくならないので、こんな風に気を付けながらうまく生活をしていくことが大切になるのですが、
何日か過ごしてみてとても疲れてしまった、なんてことはありませんか?
学校をずっと休みだったお子さん達は、家にいた時は体力が有り余っていたのにぐったりしている…なんてこともあるかもしれません。
自粛生活の間に極端に減少していたのが、他者との出会いです。
『蜜』を避けての自粛生活ですから当然、顔を合わせたり話し相手は家族は職場の限られた人だけとなります。
気遣い不要の身近な存在ですから、いい意味でも悪い意味でもリラックスしていたでしょう。
でも、日常の生活に戻り始め、仕事の環境が変わったり、学校が始まったり、急にたくさんの人と会うことになります。
よくしゃべる、までいかなくても、相手の様子をうかがいながら言葉を選んだり、配慮したりもありますし
電車が混んでいる、お客様が増える、街中の人が増える、というのも目に映る『他者との出会い』ですね。
そうやって考えたり、感じたり、配慮をしながらコミュニケーションをとることはとてもエネルギーを使う動作です。
この数か月間、それが極端に控えめだった分、急にたくさんの人と会うようになりとても疲れてしまうというのは、当然の結果かもしれません。
心当たりはありませんか?
私のスタジオは個人レッスンがメインなので、そんな方のお話もよく聞きます。
疲れちゃって休みの日は布団から一歩も出たくない、誰とも会いたくない…なんて余裕を失くしてしまう方も。
これは仕事のオーバーワークだけが原因ではなく、気持ちのエネルギーも使い果たしてしまっている状態ですね。
だけどそういう時にこそ、ぜひ自分を大切に思える時間を作ってあげてほしいんです。
精神的に疲れてしまうと、実は眠っても疲れはとれないし、だるさも抜けません。
笑顔が苦痛になったり、食欲が増減したり、ため息が多くなったりします。
脳とからだはリンクしていますから、過度に受けているストレスが体の不調を招いているのですが、
過度のストレスと言ってもピンとは来ないかもしれません。
今までもっとたくさん仕事をこなしていた方や、とてもうまく仕事がはかどっている、とても良い状態、というときにも
実は体にはそれなりのストレスがかかっているということです。
今回は、もしかしたらそれは他者とのコミュニケーションだったり、仕事の仕様が変わったことかも。
季節の移り変わりや気温差、楽しくないニュースや飲みすぎ食べすぎなどの内臓への負担もストレスと言えるんですよ。
社会の再開は、最初の1~2週間が過ぎたころからすごく疲れた、というように感じるかもしれません。
そんな時はどのように対処したら良いかというと…
プラスアルファの運動で筋持久力をUPさせる! です。
できればあまり頭を使わない、単純な動作で甚割汗をかく程度の運動を、少し長めの時間行うとよいです。
欝々している気持ちはマインドフルネスの効果で払拭できます。
マインドフルネスは、軽度の運動を長めに行って無心になることで脳を休め、ストレス発散とリフレッシュの効果があります。
その軽度の運動で血行が良くなり代謝が上がり、適度な疲労感を感じられると今度は良い睡眠をとることができます。
良質の睡眠はホルモンの分泌が良く、疲労の回復効果も高く、翌朝はすがすがしく目覚めることができる。
良い体の循環を作ることができるんです。
筋肉には『斬新制の法則』というのがあります。
これは『少し負荷をかけないと(筋肉は)成長しない』という法則のことなのですが
私は精神体力もこれに当てはまると思うんです。
もちろん、もともと持っている資質や性格にもよりますが、
「もう疲れちゃったな、休みたいな」という気持ちになったときに
「もうすこしがんばってみようかな」という少しの負荷をプラスしてあげると
次に似たような困難なことが起きた時に「あの時こんなに頑張れたのだから、大丈夫」と余裕を持てると思うのです。
「もう少しだけ」という気持ちでスタジオに来てくだされば、適度な運動でメンテナンスして
その日の夜はぐっすり眠れることでしょう。
前向きなエンジンの、少しのきっかけになってくれると嬉しいです。
これから少し、大変な時期が続くかもしれません。
少しの余裕を取り戻すために、リフレッシュの時間を失くさないでほしいと思います。
そしていつでも元気に頑張れますように。皆様の活動を応援しています!
医療従事者をはじめとした、人々の生活維持に不可欠なお仕事をしてくださっている方皆様に、
心より感謝いたします。