サザエさん症候群対策の、ヨガ
2019/05/06
盛り上がった10連休、あっという間に終わっちゃいましたね。
皆さん、どうお過ごしでしたか?
遊びに行かれましたか?
お家でゆっくり過ごされましたか?
久しぶりの友人に会ったり、家族で過ごしたり、
皆様それぞれ思い出が作れたことと思います。
かくいう私は仕事が7割。
一日自由になる日があって、久しぶりに海で遊んできました。
海風の中にいると心が洗われる感じで、すごくリフレッシュできました。
そんな風に楽しい休暇が長く続くと、
サザエさん症候群になってしまう時があります。
そんなに深刻でなくても、明日からの仕事が億劫だなあ、とか、このままずっと休んでいられたらいいのになあとか。
オンとオフの切り替えってそんなにスムーズにいかないものだと、思い出します。
実は、いつものリズムに戻すために[ヨガ]はすごく有効なんですよ。
[ヨガ]といってもいろいろありますが、この場合は大きな定義でいう[ヨガ]。
深呼吸やストレッチ、気持ちを落ち着けて軽く瞑想、といった感覚です。
瞑想が効く!なんて言うと、そんな馬鹿な、なんて鼻で笑っちゃうかもしれませんが、
簡単にその理屈をご説明しますね。
例えば朝起きて、ふとんからでるのいやだなあ、とぐずぐずすることありませんか?
または夜、明日のことを考えてなかなか眠れないということはありませんか?
気になることが頭から離れずにイライラしたり、自身がなくて不安になったり、もやもやした気持ちが晴れずに心に突っかかってしまうこともありますよね。
そんなときにこそ[ヨガ]なんです。
イライラしたりもやもやしたり、そんな気持ちに支配されている時、
脳は一つのことに拘って過剰に働いている状態なんです。
決められたスペースの中で一つの大きな風船を目いっぱい膨らませたら他に隙間がなくなってしまいますよね。
実際には、脳は同時進行でいろいろな作業をしています。
私は今、テレビをBGMにみなさんにお伝えしようとする内容を考えながらPCを作業し、明日までに作業する仕事の内容や明日の仕事のことを考えたりもしています。
あれもこれもとたくさんの風船が膨らんで、スペースがぎゅうぎゅうになると「これ以上は無理!」と脳が悲鳴を上げます。
その悲鳴は身体にも影響が出て、倦怠感や食欲不振など悪影響が出るわけです。
実は、脳の悲鳴はなかなかキャッチしにくいんです。体に影響が出てから気づくこともあります。
ヨガの瞑想は、この膨らみすぎた風船を一度全部なくしてスペースを取り戻す作業なんです。
考えて結論を出す、という作業にはもちろん、ある程度のエネルギーは必要です。
でも、考えすぎて余分にエネルギーを使っている状態が風船で部屋がいっぱいになっている状態、余分なエネルギーで気持ちに余裕がない状態なんです。
瞑想は深呼吸をして気持ちを落ち着けて、一度何も考えない状態になります。
自分からキャッチしようと働きかけるのではなく、ただ聞こえてくる音だけを受け取ったり、風を感じたり、空気の冷たさを感じたり、
とらわれていた考えを一瞬、忘れてしまうのです。
それから少しストレッチをして、身体の血行を良くしてあげます。身体の、もちろん脳にも血液と酸素を巡らせて文字通りリフレッシュしてあげます。レッスンでは5個ぐらい、簡単なポーズをお勧めしています。
それからまた落ち着いた姿勢で、思いを巡らせます。忘れていた思いを取り戻す作業です。
取り戻した思いは正しい形で帰ってきます。一度空っぽにしたスペースに落ち着いて風船を配置するので、正しい大きさで正しく並べられる感じです。
例えば、すごく腹が立っていたけれど、一度忘れて、もう一度改めて思い出してみたらそんなに大したことなかったなあ、なんて気が付いたりします。
瞑想の時間は1~2分でも効果が出ます。
気持ちがモヤモヤして落ち着かないとき、少し目を閉じて深呼吸をし、頭を空っぽにしてみませんか?
それから背伸びをして