自律神経を整えたり、メンタルケアの効果があるヨガを藤沢で！

集中力というものは非常に厄介だと、私はよく思っています。

すごく集中していないとできない勉強や作業があります。
そういう時に限って、いろいろな思考に捕らわれてなかなか集中できなかったりします。
逆の場合もあります。
電車の中で面白い本を読んでいて、夢中になっている間に駅を乗り過ごしてしまったとか。
それも集中力なんですね。

集中力はあるとかないとか、そういうことではないと私は考えています。

そういう風に育てるか？どういう風に使うか？どのように役立てるか？です。

ここぞという時に発揮しないと、十分な力が発揮できません。

私はもっとできるはずなのに、なんて感じることはないですか？

今日はその『集中力』を育てたい、というお話。

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ヨガの中に、マインドフルネス、とか、瞑想、というジャンルがあります。

ジャンル、というか、テクニックというか？

集中して自分の内側に目を向ける時間を持つことなのですが、それはつまり自己に集中する訓練をすること。
いろいろな雑念を遮断して、一つのことに集中するのです。

それがどうして近年、すごく注目されるようになり、社会に必要とされるようになったのでしょうか？

ひとつ簡単な例を挙げてみますね。

今朝の皆さんの様子を思い浮かべてみてください。

朝起きてから、テレビをつけて、家族を起こして、朝食の準備をし、
朝のニュースをBGMに、家族の話を聞き、要望に対応し、卵の焼ける音にも耳を傾け、お皿やグラスがカチャカチャなり、スマホのアラームも聞こえ、
外で車のクラクションが聞こえ、隣のおうちの玄関が開く音が聞こえ、うちも早く支度しなきゃと焦ったりする。

まあ、なんとなくですけど(苦笑)

ほんの数十分の間に様々な音が聞こえ、いろいろなものを見、反応し、考え、キャッチし、選択してアクションをする。
書き出すとすごい分量ですが、おそらくほとんどの方がこれぐらいの事を当たり前にやり過ごし、無意識のうちに脳が働いているんです。

もっとたくさんのことに対応していることもあります。仕事中とか、家族が小さかったり多かったり、
街を歩いていれば様々なことが目の端に移り、数えきれない音が溢れている。その中から私たちは無意識に必要な情報を選択してキャッチし、対応しているんです。
脳のキャパシティはいつも満杯ですよね。

集中するということは、そういうたくさんの刺激の中から何か一つのことをピックアップし、
そのことの為に脳の中の考えるスペースを確保するという作業です。

10個の椅子しかないのに、30人が座りたがってうろうろしている。
みんなをどかせてそのうちのひとりを椅子5個使って横たわらせたい、そんなイメージです。

さまざまなことであふれている脳の中を一度真っ白にしてスペースを空けて、
必要なことに集中するできるようにするんです。

ヨガの中で行うマインドフルネスはそういう訓練になります。

頭を悩ませている不安や不満、捕らわれているいろいろな感情を一度忘れて頭から離して
単純なこと、例えば呼吸の感覚や周りのかすかな音に耳を傾けてみる。
その影響のない単純なことに集中している間、脳を占めていた様々なことが一度なくなる状態ができます。
そのあと、落ち着いて必要なことだけを思い出しますと、捕らわれていた時のような激しいストレスや負の感情は取り除かれて、
必要なことだけが最小限のスペースで戻ってくる。そんな感じです。

悩みや負の感情、ストレスは溜めこんでいるとどんどん増幅して辛さが増します。でもそれはほとんどが不要な増幅で、
捕らわれていることから一度離れてみる、というのはストレスを軽減する方法なんです。

ストレス社会なのでこんな風に体まで苦しめるキラーストレスを回避する方法がヨガの中で流行りましたが、

ストレス緩和だけでなく、集中力を高める訓練になると私は思っています。

何か一つのことにぐっと集中する能力は、訓練で増えると思っています。
癖になる、でもいいです。
集中しようとしたら、集中できる。
さまざまなことに意識を向けようと思ったら、さまざまなことをキャッチできる。
そのコントロールをしようと思ったら、脳の余計なスペースに要らない不安や増幅した不満をとって置く余裕はないですよね。

ヨガで集中するということは、一番わかりやすい自分自身の身体の反応に集中して、

捕らわれている頭の中の不要な思いを一度忘れて、クリアーにする。

そのあと思い出したシンプルな思いを大切にする。その繰り返しです。

スペースが増えれば、新しいアイデアも生まれてくるかもしれない。

そんな風に必要な、大切な情報だけを心にしまって、そのあとは絶好のコンディションで活動したいですよね。

ヨガで瞑想するということは、その練習です。

最近ストレスが溜まっているなあ、集中力が散漫だなあと感じる方は、ぜひチャレンジしてみてください。