外出自粛の憂鬱に打ち勝つ
2020/04/10
『我慢』の受け止め方
考え方でストレスの量が変わる
やさしい気持ちで乗り切りましょう
皆さん、こんにちは。Sutudio-mizuki代表のmizukiです。
緊急事態宣言が出てから数日、皆さんの生活はどのように変わりましたか?
仕事が今まで以上に大変になってしまった方、
仕事以外の用事に負担がかかるぐらい追われるようになってしまった方、
仕事がなくなって困っている方、
実際に体調を崩し不安と戦っている方、、、。
皆さん、状況は様々ですよね。
不安のとらえ方は、人それぞれです。
困難の大きさや苦痛の大きさの差だけではなく、とらえ方によってその感じ方には大きく差が出ます。
同じ不安でも「これぐらい大丈夫だわ」と思える人と「とても苦しい」と感じる人がいます。
「これぐらい大丈夫」という人の不安が軽いわけではないんです。
これぐらい、と思えるのは、気持ちの強さや柔軟性のおかげなんですね
今回のウイルス騒動は、世界中に広がっていて、自分だけ防ぐということは不可能です。
社会の皆で協力して、この困難を乗り越えなくてはなりません。
ですが、周りを見ているとこの不安にあおられて誰よりも先に、と買い物に走ったり、
イライラした気持ちを八つ当たりさせてしまう人もいるようです。
こういうのを見ていると、そんな風に当たっても何も解決しないのに、と残念な気持ちになってしまいます。
私はこういう時はなるべく、事実と、自分の気持ちは別々に考えるようにしています。
事実は、社会がとても困難な状況だということで、
気持ちは、それによってとても不安を強いられている、ということです。
解決方法のある不安は、解決手段をとるということで解消されますが、
今回はそうもいかない大きな出来事ですよね。
自分にできる手段は何かと考えると、ウイルスにかからないように努力することと、かからないために出歩かないこと、
かかったとしても迷惑をかけないように対処することしか方法はありません。
ほかに方法がない場合は悩んでもしょうがありません。
悩んで不要にエネルギーを使うより、誰かの役に立ったり、有効な手段がないかいろいろ考えることにエネルギーを使いましょう。
そう、気持ちを切り替えることが一番の有効手段ですね。
人は、自分の欲に流されがちです。
それは当たり前です。人間という動物ですから。欲のない人なんていません。
でも落ち着いて考えたら、自分だけ助かる方法なんてないと分かるはずです。困っている人が周りにたくさんいて、
自分の力では変えられない現実があることに気づいたら、誰かと協力しなくては克服できないとか、
誰かにやさしくしないと報われないとか、ひとりぼっちではいたたまれないとか、そういうことに気づけるはずです。
自分の欲よりも理性が働くのはきっと、自分の力が及ぶ範囲に満足して、それよりも大きい範囲は
力を合わせたり、他者を頼ったり、譲歩や妥協が必要かもしれないと受け入れること。
そうしたらきっと、やさしい気持ちや譲り合う気持ちになれると思います。
ヨガの教えでいう『サントゥーシャ』 受け入れて満足するという意味です。
もう一つ。人の気持ちが満足できるのは、他者の役にたっていると自己認識できるときです。
そんなにすごいことでなくていいんです。
作った食事を美味しく平らげてくれる家族がいるとか、お仕事を頑張った先にお客様の笑顔があるとか
そういう自分を褒めてあげましょう。
自分の欲ではなく、他人の欲を満足させてあげることを喜ぶことができれば、
気持ちは豊かになると思います。
外出規制のようなストレスや、ウイルスの先の見えない不安に押しつぶされそうなときは
少しでも優しい気持ちになれるように、落ち着いて現実を受け入れてあげましょう。
力のある皆さんならきっと、次に歩む道が見つかるはずです!