良い習慣をたくさん作って、心地よい日常を手にしよう

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良い習慣をたくさん作って、心地よい日常を手にしよう

2020/07/02

悪い習慣の直し方

自分でも気づいていない「習慣」を見直してみよう

悪い癖より良い癖を増やしてあげよう


皆さんこんにちは。Sutudio-mizuki代表のmizukiです。


皆さんには直したいと思っている「悪い癖」ありますか?


先日ダンスの生徒さんから「普段から同じ肩側に鞄をかけたり、同じ足を組む癖がある」という相談を受けました。

それが腰痛の原因になっているのかも?という話だったのですが、確かに重い荷物を長時間持って歩き回っていれば、

肩や腰が凝ったり痛くなることもあるかもしれませんね。

私は足を組むことが多いのですが、自宅では椅子の上でも胡坐をかいたり、体育ず割のような姿勢でいることが多いです(行儀が悪いですが…)

椅子に座って足を下げている姿勢が苦手なんです。運動した後は太ももやふくらはぎの筋肉が披露して張っているので、

下げてじっとしていると浮腫んできてしまうんです。

「悪い癖」というキーワードで他の方にも聞いてみたところ、「口癖」や「お菓子を食べる」「服を脱ぎ散らかす」「酔っぱらうと絡んじゃう」なんて言うのもありました(苦笑)

気づいている癖ならば良いですが、そもそも癖というものは気づかないうちにしていることが多いです。

つい鞄を同じ方の肩に掛けていたり、無意識に足を組んでいたりということは、身体が痛くなってから気づくこともあります。

痛みを感じるころにはもう悪化している状態なので、そうなる前に改善したいものです。

さて。話は少し変わりますが、ピラティスはそもそもは身体を健康な状態に機能改善することを目的につくられたメソッドです。

戦後、身体にハンディを負った方を日常に戻す為のトレーニングが発祥なのですが、

ゆがんだ姿勢を直したり、上肢と下肢、身体の左右や前後のバランスをとるためのトレーニングが内容になってきます。

日常生活の中で、片方の肩にばかり負担がかかるとか、足を組んで座っている時間が長いというのは、身体のゆがみを誘発する姿勢です。

ピラティスのインストラクターはもしかしたら、そんな悪い癖は直してゆがまないような生活を過ごす方がいいというかもしれませんね。

その意見にはもちろん、私も賛成なのですが、少し思い起こしてみてください。

鞄を持たずにいられる生活もあり得ないし、仕事で前のめりの姿勢が続くこともありますし、ずっと同じ姿勢で座っているのも苦痛…足を組むこともあるでしょう。

その行動が悪いわけではなくて、癖となって体がゆがむほどしまうことが問題なんですね。

私たちには本来、身体が良い状態の戻ろうとする機能があります。

歪みのない正しい姿勢の方が、内臓の働きも良く、自律神経の流れも良く、ホルモンのバランスも良い状態でいられるのです。

ですが「癖」がついてしまうと、その姿勢の方が楽だと勘違いしてしまう。

楽な姿勢でいる方がリラックスできると反応してしまうんです。

例えば、背中を丸めている姿勢は力を抜いてだらんとしている姿勢なので、リラックスしている、楽な状態かもしれません。

でも、身体の全面が圧迫されて喉も胸も閉じている姿勢。呼吸も浅くなり、内臓を圧迫しているおかげで代謝も悪くなってしまいます。

このままの姿勢で長時間過ごせば良い状態とはとても言えません。

かといって背筋を伸ばして胸を張った良い姿勢をずっとし続けているのも苦痛です。

筋力も必要ですし、そもそも人は身体を動かすことで身体機能を助け健康を維持する動物なんです。

身体が良い状態とはどういう状態のことを言うのでしょう?

皆さんの理想はどのような状態ですか?

私は「好きな姿勢を柔軟に取ることができて、身体は良い状態に戻ろうとする機能が十分に働いている状態」だと考えています。

仕事も含め、日常生活を負担なく過ごすことができる筋力と、そのさまざまな姿勢をとることができる柔軟性があり、

内臓が活発に働いて代謝の良い状態でいられること、だと思います。

それがどれぐらいできるか?は決して良し悪しで測れるものではありません。

でも、身体に負担のかかる習慣のせいで良い姿勢を忘れてしまっていたら、そこに戻る機能も、内臓の代謝も一緒に忘れられてしまいます。

ゆがんだ姿勢が当たり前になってしまったら、それを直すには時間も労力も必要になってしまいます。

もう一つ手前の、「悪い癖」に気づいて、よい姿勢に戻るための筋力をつけたり、癖が当たり前にならないようにしたいですね。

とても単純なストレッチをちょくちょく行うことをお勧めします。

両手を組んで天井の方へ→背伸びをするんです。

伸びている間、きっと息は吸いたくなると思います。

大きく吸ったら、ゆっくり吐いて、その吐いている間もしっかり天井の方へ両手と背中を伸ばしてあげます。

そしてもう一度息を吸って、次は吐きながら手を下すといいでしょう。それだけで肋間が広がり、呼吸がとても楽になります。

背中と一緒に肩甲骨や腰椎も引き延ばされ、動くことで内臓にも刺激が行きます。

足を組んだり、前のめりの姿勢と同じくらい、この背伸びのストレッチも癖にしたいですね。

時々繰り返すことで筋力も付き、背筋が伸びている状態の方が身体は楽だと感じるようになります。

そうやって「悪い癖」より「良い癖」が増えてくると、身体も気持ちも楽になって、もっと運動が好きになるかもしれませんね。