「不安」や「さみしさ」も呼吸で落ち着くことができる
2020/01/17
感情に支配される時に、気持ちを落ち着かせる方法
感情に支配される時に、気持ちを落ち着かせる方法
みなさんこんにちは。Sutudio_MIZUKI代表のmizukiです。
お正月が終わり、何となく身体や気持ちに残る疲れに悩まされている方もいると思います。
一般的に言われる『自律神経の乱れ』ですけれども、こういう不安定な時に
イライラしたり、うつうつしたり、それを発散できなくて当たってしまったり、
感情に支配されて困ってしまうことは、皆さん経験があると思います。
正しい気持ちのある方は、自己嫌悪に陥ってしまうこともあるかもしれません。
嬉しいことや楽しいことは積極的に取り入れていきたい感情ですけれど
同時に、悲しみや怒り、鬱積するマイナス感情も同じだけ発生しています。
実はどちらも、交感神経が働いてエキサイティングしている状態。感情の波の振幅が大きい状態ですね。
平素はその波を穏やかに保つ術を身に付けておきたいと思います。
ヨガのレッスンの時に、私は初めに必ず呼吸を整える時間を取っています。
これは一度、深呼吸で乱れた交感神経を落ち着ける目的があります。
例えば初めてレッスンを受ける方は緊張していますし、とてもやる気満々で張り切っている方も神経がエキサイティングしている状態
こういう時は身体の信号をうまくキャッチできません。
身体の信号とは、ポーズをとって心地いいとか、筋肉が伸びて気持ちいいとか、固まっている個所に違和感があるとか、
左右のバランスに違いがあるとか、足りない栄養素やメソッドがあるとか、
感覚でキャッチできる体の状態のことを指しています。
ヨガのレッスンでは最初に気持ちを落ち着けて感覚をニュートラルな状態にしておくと
ポーズの最中でそういった発見をキャッチしやすくなるんですね。
この効果はいつでも応用できます。
例えば朝の出勤の満員電車でストレスを感じたとしますね。
どうしようもないすごく嫌な状態に置かれて、電車から降りてもその嫌な気持ちを引きずってしまうことがあります。
そんな時に少しゆっくり歩いて、外の新鮮な空気を吸ってみる。
空の青さや空気の冷たさを感じてみる。
大きく息を吸って、少しこらえてからゆっくり吐き出してみる。
頭の中を占めている嫌な感情を一瞬忘れて、呼吸や自然や冷たさ、温かさを感じてそちらに集中してみると
マインドフルネス効果で気持ちが穏やかな状態に戻ってきます。
感情の乱れが収まると集中力が高まりパフォーマンス能力が上がります。そちらの方がお得ですよね。
私は過去、インストラクターオーデションや資格試験の際などでたくさん失敗してきました。
もともとすごく緊張するタイプでし、人見知り。合格しなきゃ!なんていうプレッシャーで気持ちを乱されて
いつもの半分も力を発揮できないことがありました。
そういう時は呼吸が浅く不安や焦りで気持ちが乱れている状態
そこから感情の波を整え、集中力を高めることも、自身をコントロールする技術ですよね。
勉強や、練習や、さまざまな努力を私たちは毎日頑張ってきています。
その実力をアウトプットするときに、感情の乱れ、自律神経の乱れによって
ベストコンディションで発揮できないのはもったいないです。
心を落ち着かせる呼吸法は簡単なので、いつでも発揮できるように習得してみてください☆
◎心を落ち着かせる腹式呼吸
①背筋を伸ばして肩周りはリラックスします
(息の入る肺が大きく膨らみ、横隔膜が緩む姿勢です)
②息を全部吐ききってから、鼻からゆっくりたくさん吸います
(鼻呼吸をすることで空気の通り道を小さくコントロールする・鼻腔の奥の自律神経に近い部分を刺激する)
→この時、肋骨が広がって胸が広がり、みぞおち・胃の辺りが背中の方に引き込まれていくのを感じます。
③息が出ていくのを感じながら長くゆっくり吐き出します。
余分な力みは緩めますが、えぐれたお腹は戻らないように注意します。
④余裕があれば緩く目を閉じて、呼吸の音にも耳を傾けます。
目を開けたまま、歩きながらでも、少しペースを落として環境の音に耳を澄ませたり、足の裏の感覚に集中したりすることで
感覚が研ぎ澄まされていくのを意識できるでしょう。
⑤これを3~5回繰り返せたら、平素の呼吸に戻していきます。落ち着いたら目を開けてみてください。
捕らわれていた感情から解放されリフレッシュした気持ちで、元気に過ごしましょう!